結膜炎|本宮眼科内科医院 | 横浜市鶴見区豊岡町 | JR鶴見駅西口右方向すぐ

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結膜炎

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結膜炎

結膜炎

結膜炎は、まぶたの裏の瞼結膜と眼球の白目の表面を覆っている球結膜が炎症を起こす病気です。結膜炎は大きく分けて、感染症結膜炎とアレルギー性結膜炎があります。

感染性結膜炎

感染性結膜炎は、細菌やウイルスによる感染が原因で起こります。

主な症状

  • 目やにの増加
  • 目のかゆみ
  • 目の充血
  • 涙目

感染性結膜炎の治療方法

抗生物質(細菌性感染の場合)や抗ウイルス薬(ウイルス性感染の場合)の目薬が処方され、症状が改善するまで続ける必要があります。治療を途中で中止すると、再発や合併症のリスクが高まる可能性がありますので、医師の指示に従って治療を行うことが大切です。

アレルギー性結膜炎

季節性アレルギー性結膜炎

特定の季節にだけ起こるアレルギー性結膜炎で、花粉によるものが圧倒的に多く、中でもスギ花粉が大半を占めます。西日本では黄砂アレルギーによって生じることもあります。
最近では日々の花粉や黄砂の飛散情報を配信している天気予報アプリも増えていますので、小まめにチェックして適切な対策を行うことで症状の軽減につなげることができます。

アレルゲンとなる主な花粉

  • スギ花粉(時期:1~5月)
  • ヒノキ花粉(時期:2~5月)
  • シラカンバ花粉(時期:4~6月)
  • カモガヤ花粉(時期:5~7月)
  • イネ科植物(時期3~10月)
  • ブタクサ花粉(時期:8~10月)

花粉対策

花粉が多いときは外出を控えたり、外出時にゴーグル型の眼鏡や花粉防止用のマスクを装着したりして、なるべく花粉に接しない対策をしましょう。洗濯物は外に干さない、家に入る時は衣服についた花粉を払い落とし、家の中に花粉を持ち込まないようにすることも有効です。洗顔やうがいなどで体から花粉を取り除く、人工涙液を点眼して花粉を洗い流す、といった対策もあります。

通年性アレルギー性結膜炎

通年性アレルギー性結膜炎は、季節を問わず年間を通じて起こります。ハウスダスト(チリ、ホコリ、ダニ、カビなど)やペットの毛・フケ・唾液などが主な原因として挙げられます。最近ではコンタクトレンズの汚れや刺激が原因となるケースも増えています。

アレルゲン対策

ハウスダストについては、小まめな掃除・換気を心がけたり、寝具を干したりすることが効果的です。掃除は吸引力の高い掃除機でゆっくり丁寧に掃除機をかけたり、寝具は天日干し後に掃除機をかけたり、空気清浄機を使用するなど、ダニの死骸やフンも除去してください。カビ対策として夏は除湿を心がけましょう。湿度を70%以下に保つとカビの増殖を抑えられるといわれています。冬は窓ガラスやサッシの結露がカビの原因になるため、小まめに拭いたり、断熱材などを使用したりして結露を防いでください。また、アレルギー症状がひどい時期には、コンタクトレンズの使用を控えましょう。洗眼専門の点眼液でアレルゲンを洗い流すことも有効です。

アトピー性角結膜炎

顔面のアトピー性皮膚炎に伴って起こる慢性のアレルギー性結膜疾患です。まぶたのアトピー性皮膚炎が悪化すると、結膜の状態も重症化しやすくなります。
アトピー性角結膜炎でみられる症状は、個人差がありますが、まぶたの裏に巨大乳頭ができたり、角膜上皮障害(点状表層角膜症、角膜びらん、角膜潰瘍)を伴ったりすることもあります。感染性角膜炎や角膜ヘルペスを併発しやすいことも知られています。

春季カタル

アレルギー性結膜炎が重症化すると、上まぶたの裏側に1ミリを超える大きな巨大乳頭が、石垣状に多数できたり(石垣状乳頭増殖)、黒目と白目の境界が腫れて凸凹になったりすることがあります。この重症化を来しやすいのが、春季カタル(および一部のアトピー性角結膜炎)の患者様です。“春季”とは季節のことではなく若年者という意味で、学童期の子ども、とくに男児に起こりやすい傾向があります。
症状としては、激しい目のかゆみ、充血、異物感、白い糸のような目やにが大量に出ることもあります。炎症が角膜にも影響し、角膜にびらん(ただれ)や潰瘍が起こると激しいかゆみに加えて強い痛みが生じ、目を開けるのもままならなくなることもあります。角膜が濁って視力低下を招くこともありますので、早めの受診が肝要です。

巨大乳頭結膜炎

上まぶたの裏側の結膜に大きな乳頭状の隆起が多数発生し、炎症を起こしている状態です。コンタクトレンズについたタンパク汚れの変性物に対するアレルギー反応が原因で、汚れたコンタクトレンズによって起こります。目の異物感、目やにが出るといった症状のほか、重症になるとコンタクトレンズが上にずれやすくなります。

アレルギー結膜炎の治療

アレルギー性結膜炎には抗アレルギー剤、重症の場合にはステロイドや免疫抑制剤の点眼薬を処方します。
ハウスダストやコンタクトレンズによる結膜炎については、生活環境の改善、コンタクトレンズの変更や装用方法などのアドバイスもいたします。

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